胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)
ご希望により静脈麻酔を用いる検査にも対応しています。
電話による胃カメラの検査予約可能、午後の胃カメラにも対応します。これまでに胃カメラを受けたことのない方は、検査前日までに診察と検査説明を受けていただくことをお勧めしております。検査を急ぐ場合には、受診当日に検査を実施する場合があります。緊急性が高いと判断された場合は他の救急医療機関へ紹介いたします。
食道がん、胃がん、下咽頭がんの診断・治療の診療経験をもとに、消化器外科専門医、食道科認定医、食道外科専門医、消化器病専門医を取得しています。がんの診断から治療、治療後の経過を診療してきた経験を活かしていきたいという思いで日々内視鏡検査を行っています。
2022年8月に購入したLED光源一体型ハイビジョン画像(経鼻内視鏡システム)にて検査を行っています。
ファイバー径:5.8mm
NEW: 令和5年2月15日 徳島県胃がん検診における胃内視鏡検診実施機関に登録されました。この胃がん検診で実施する内視鏡では、鎮静剤を使用できません。
胃カメラを少しでも楽に受けていただくために
①喉の局所麻酔後は、鼻からゆっくり呼吸、肩の力を抜くように心がけ
②ベッド上に横向きに寝たら唾液は口から自然に流れ出るように(唾液を飲み込まない)
③静脈麻酔による鎮静をご希望の方は事前にお知らせください(検査当日の車の運転はできません)
胃カメラの挿入経路として経口と経鼻が選択可能、鼻からのカメラの場合、当院では前処置として鼻腔のプロビナ噴霧+スティック法による麻酔を用いています。静脈麻酔(鎮静剤)を併用する場合には、8%キシロカインスプレーによる局所麻酔は省略可能です。
静脈麻酔として調節性に優れたベンゾジアゼピン系鎮静薬としてミダゾラム注射液を使用します。急性閉塞隅角緑内障の方には使用できません。鎮静剤投与後は、検査室横のリカバリールームのベッドに移動、目覚めるまで10-30分休んでもらいます。
窓口負担額は4000円〜7000円(3割負担の場合、初診・再診別、処方、組織検査の有無により異なります)
当院の説明文書・問診票を掲載しています。当院にて検査説明時にお渡しいたします。
最新の自動洗浄消毒機により内視鏡の安全管理を行なっています。消毒液の劣化の有無の確認、濾過フィルターの交換などのメンテナンスを行い、検査毎に洗浄液の吸引、手洗いによるブラシ、機械による洗浄と消毒を行なっています。
嚥下造影検査(嚥下機能評価)
嚥下造影用の集音マイクを適宜使用し、録音を行なっています。咽頭通過の状態を画像だけでなく音声からも嚥下機能を評価します。
肛門鏡、直腸鏡
いぼ痔、直腸腫瘍などの精査として行います。前処置は必要としないことが多く、時に浣腸を行うことがあります。検査は5分程度で終了します。LEDライトで良好な観察が可能です。検査画像は診察室のモニターにお示しします。裂孔や痔瘻のため強い肛門部痛が心配される際には治療を優先し、検査は控えることがあります。
睡眠時無呼吸症候群(SAS, Sleep Apnea Syndrome)検査
毎晩大きないびきをかく、睡眠中に呼吸が止まっていたと指摘されたことがある、昼間の眠気が強い、居眠り運転指導になった、会議中うとうとしてしまう、起床時の頭痛、体重の増加、メタボリックシンドロームの傾向があるなどリスクをチェックしてみましょう。無呼吸とは、10秒以上気道の空気の流れが止まることを言います。
治療法として、睡眠時の体位の工夫(側臥位、頭高位)、生活習慣の改善、体重減少などがありますが、気道閉塞を改善させる持続的陽圧換気装置が睡眠時無呼吸回数の減少や時間短縮に有効です。マウスピースによる治療も行われています。
検査は自宅で1晩検査装置を装着するだけで行えます。装着前にはクリニック内またはご自宅にて利用方法の説明を受けてもらいます。
簡易検査:指先の酸素濃度の測定と鼻の穴につけるプラスチックの管または前胸部に胸部の運動や体の向きをモニタリングするセンサーを固定して、睡眠時間1時間あたりの無呼吸回数と指先の経皮的酸素飽和度(%)を測定します。睡眠時無呼吸症状群の程度を判定します。睡眠時無呼吸回数40回/時間以上の場合、持続陽圧換気装置の装着が保険適応されます。
精密検査:簡易検査により中等度または高度の睡眠時無呼吸症候群と判定された場合、脳波のモニタリングを併用する精密検査が行われます。脳波により睡眠中と判断される時間のうち無呼吸が何回あるのか測定します。無呼吸20回/時間以上であれば、持続陽圧換気装置の装着が保険適応となります。
SASは睡眠中の繰り返すいびきと呼吸停止が特徴で、睡眠障害により日中の過剰な眠気や高血圧、狭心症、脳血管障害などの身体合併症を効率に引き起こします。他にも認知症やうつ病との関連性も考えられています。
生活習慣病検査
生活習慣病ドックを行います。基本的な問診、身体診察、身長、体重、腹囲、血圧、血液検査、尿検査、聴力検査、視力検査を行います。心電図、腹部超音波検査、胃内視鏡検査、腫瘍マーカー(オプションで2項目まで)を基本検査項目としています。詳細は人間ドック検査項目一覧から検査項目の追加が可能です。検査で異常が認められた場合には、放置してしまうことがないように早期発見・早期治療に繋げていきます。当院では予防医学を推進し、健康寿命を延伸することを目指しています。
最新の生活習慣病の検査のご案内
マイキンソー(腸内環境検査、株式会社サイキンソー)
腸内細菌叢は異種生物で構成される「もう一つの臓器」と 言われています。あなたの今の腸内細菌叢を調べてみませんか?検便を検査することで、その時の自分の腸内フローラを可視化することができます。健康長寿菌判定、肥満や便秘・下痢などの症状との関連についてデータを利用できることが期待されます!
マイナイチンゲール(生活習慣病リスク検査、株式会社ウェルタス)
約3mlの血液を採取して250種類のバイオマーカーを測定。あなたと同様の人が10年以内に心血管疾患・2型糖尿病を 発症するリスクが得られます。生活習慣病の予防や改善を目指します。
健康診断・特定健診
当院は、2023年(令和5年度)より徳島市の特定健康診査(特定健診)の実施医療機関として健診業務を行なっています。
検査のご予約は電話にてお申し込みください。特定健診をご利用可能な期間にご注意ください。
検査項目ならびに自己負担額は自治体、保険者毎に決められています。
メタボリック・シンドロームの予防、生活習慣の改善を図ることを目的とした検査で、徳島県では糖尿病HbA1c(NGSP)、クレアチニン、eGFRも検査項目に検査項目に含まれています。是非、ご活用ください。
検査結果は、当院より受検者へ郵送にて通知いたします。指導の分類をお知らせいたしますので、異常を指摘された際には、生活習慣の見直しをしましょう。判定結果は、A)異常なし、B)軽度異常、C)要再検査・生活改善、D)要精密検査・治療、E)治療中に分けられます。支援には積極的支援(対象:40-64歳、内容:生活習慣を振り返り、ライフスタイルにあった目標を設定し、実行を続けられるように保健師等が継続的にサポート)と動機付け支援(対象:40-74歳、内容:生活習慣を振り返り、ライフスタイルにあった目標を設定し、実行に移せるようなきっかけ作りを、保健師等がお手伝い)明らかな異常があれば、医療機関の受診を促します。
がん検診
徳島県のがん検診における登録医療機関
胃がん検診における胃内視鏡検診実施機関(令和5年2月より登録)
他、前立腺がん、大腸がん
咽頭がん・舌がん・喉頭がん・肺がん・食道がん・胃がん・大腸がん・肝臓がん・胆嚢がん・膵臓がん・前立腺がん・膀胱がん・乳がん・甲状腺がん・皮膚がんの各種がん検診にも対応可能です。
超音波画像診断装置
頸部(甲状腺・副甲状腺・頸部リンパ節・頚動脈)
胸部(乳腺・腋窩・胸腔)
腹部(肝臓・胆嚢・膵臓・脾臓・腎臓・膀胱・前立腺)
その他の体表(皮下・関節・肛門・鼠径部)
単純X線検査
胸部、腹部、骨盤部、胸椎、腰椎、股関節、膝関節、足関節等のX線撮影
X線透視検査
造影剤は主に水溶性造影剤であるガストログラフィンを使用します。嚥下造影、食道胃十二指腸造影検査を行います。発泡剤を併用することもあります。
心電図
病理組織検査
外部検査機関に委託して行っております。
顕微鏡検査(皮膚・尿)
爪白癬菌の観察は、ズーム液により爪を溶解し、顕微鏡下に観察、白癬菌の有無を診断します。
尿検査では、遠心分離器にて尿中の沈渣を採取、細菌感染症、クラミジアや淋菌感染症の診断を行います。
尿細胞診
外部検査機関に委託して行っております。
一酸化炭素分析装置(禁煙外来)
尿素呼気試験(ピロリ菌検査)
胃内視鏡検査にてピロリ菌の感染が疑われた際に実施します。現在、ピロリ菌の感染があるかどうか調べます。
手順:呼気の採取→検査薬の服用→体の左側を下に横になる(5分間)→座位を保つ(15分間)→呼気を採取して終了です。①深呼吸はしない。②5−10秒息を止める。③肺の中にある空気を吐き出すようなつもりで袋に息を吐き出す。
顕微鏡検査
尿中の赤血球、白血球、微生物(細菌、真菌、原虫)、結晶、細胞、円柱などを調べます。皮膚カンジダ症、爪白癬の診断のためにも行われます。爪白癬の検査では、ズーム液による爪の溶解を必要とするため15分程度検査前処置を必要とします。
大腸内視鏡検査・CT検査・MRI検査・PET/CT検査
上記の画像診断装置は当院には整備されておりません。必要とする場合には、当院から最適な連携医療機関へご予約やご紹介をさせていただきます。