嚥下に関わる疾患全般

唾液や水分、食事をのみ込む時に違和感やのみ込みにくさ「嚥下(えんげ)困難」を感じる時には、食道がんを含めた精密検査が必要かもしれません。現在のところ、食道がんの早期発見のためには、がん検診か嚥下時の違和感が出現した際に診察・検査を受けるしかありません。当院では、高画質の細径内視鏡検査装置、X線透視診断装置、超音波画像診断装置を整備しており、「食道がん・胃がんの早期発見」に力を入れています。

また、誤嚥性肺炎の予防には、口腔ケア・フレイル予防・嚥下機能評価に基づく摂食・嚥下が重要と考えています。体力の低下した時期にいかに食事を摂取するかについて考えながら診療を行っています。

嚥下困難の症状

  • 嚥下困難、嚥下時のむせ、鼻咽腔逆流、嚥下時痛など
  • 食物残留感、湿声、喀痰増加など
  • 持続的な喀痰や発熱などの呼吸器感染症状、食物摂取量の減少、食事時間の延長、体重減少など

嚥下困難の原因

  • 腫瘍性(食道がん、食道胃接合部がん、咽頭がん、舌がんなど)
  • パーキンソン病
  • 脳血管障害
  • 脳梗塞、認知症
  • 呼吸器疾患
  • 精神疾患

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2024/03/10

訪問診療の体制を強化 「在宅療養支援診療所」として認可されました