お腹が張る、食欲がなくなった

食道や食道胃接合部、胃、十二指腸に病気があるかもしれません。腹部の診察、血液検査などを行います。症状が数日持続しているまたは繰り返されている時には、胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)による精密検査が勧められます。胃カメラでは、がんや潰瘍、ヘリコバクター・ピロリ菌(HP菌)の感染症の有無などを診断することができます。がんの疑われる場合には、生検という組織を採取する検査を行い診断の確定をします。HP菌感染症が認められた場合には、抗菌薬+胃酸分泌を抑える薬を1日2回、7日間内服する除菌治療が勧められます。HP菌の除菌治療により、胃がんや胃・十二指腸潰瘍発生の危険性を低下させることができます。胃もたれのような症状が改善することも期待できます。