嚥下困難

  • 脳卒中・頭部外傷・神経疾患・口やのどの腫瘍やその術後などによって、口や舌、のどの動きが障害されると起こります。
  • 食事を口から摂取することは本能的な喜びです。どうしても口から摂取できない場合には、経腸栄養や中心静脈栄養を選択することになりますが、嚥下造影検査や嚥下内視鏡検査により嚥下困難の原因を調べます。悪性の腫瘍などが原因でない場合には、嚥下機能評価を行いながら食事摂取方法について訓練を行います。万一、気管内に食事や唾液が流入しても咳払いができる体力や姿勢(体の位置)と作ってから食事を開始、少量ずつ口腔内に食事を運ぶ、1回の嚥下運動だけでは喉に食事や唾液の泡が残っています。少量の水やとろみ水を使いながら何度か嚥下を行ってから食事を口に運ぶようにすると良いと思います。
  • 誤嚥性肺炎を予防することが重要です。多少の誤嚥はやむ得ないかもしれません。口腔ケア(口腔機能管理)により肺炎予防効果が期待できます。当院では、上気道感染症や誤嚥性肺炎のリスクのある方へ、要時生成型亜塩素酸イオン水溶液「MA-T」マウスウォッシュスプレーによる口腔衛生をお勧めしています。
2024/03/10

訪問診療の体制を強化 「在宅療養支援診療所」として認可されました